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台湾人から聞いた今後の台湾についての本音

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台湾に住んでから早いものでそろそろ5ヶ月経過…。1人も知り合いがいない状態で思い付きで乗り込んだ台湾でしたが、案外何とかなるものだな(笑)と言うのが正直な感想。5ヶ月と短い期間ですが、ここまで様々な台湾人との出会いがありました。そこで、台湾人から聞いた今後の台湾ついての本音をぶっちゃけていきます!

ぶっちゃけ台湾人は今の台湾をどう思っているのか?

結論、けっこう危機感持っている人が多いみたいです。それは何故か?中国が経済で台頭してきているから。中国と台湾との関係については下の記事に詳しくまとめました。

image3今更聞けない台湾と中国の違い!?
中国って台湾じゃないの?って台湾で言ってみて下さい。100%睨まれます…。相手が悪いと説教されるかも(泣)と言うとってぃも実は、海外に行くようになるまで、恥ずかしながらあまり台湾と中国の違いを理解していませんでした。そう言えば、学校の先生も地理でこの違いについて教えてないような気も。僕と同じように、中...

世界2位の経済大国中国の存在

今や中国はアメリカに次ぐ世界2位の経済大国で、GDPは日本の倍以上です。しかし、2008年までは日本の方が世界2位で高い経済規模を誇っていました。10年も経たない内に日本に倍以上差をつけてしまうとは中国恐ろしき。あれだけの面積と人口があって「世界の工場」と呼ばれる存在ですから、今や世界各国が中国との貿易に依存するわけです。よく見てみると日本の電化製品も殆どがMade in Chinaですしね。そうなると中国が世界に対して、強気で交渉できるようになります。

その一方、昔は高い経済成長を続けていた台湾ですが、近年日本と同じく人口は高齢化を迎えて、経済は停滞してきています。そのため、今や両国の経済に圧倒的な差が開き、勢いがある中国は今も形場は敵対している台湾に圧力をかけやすくなっています。他の国も中国と仲が悪くなると自分の国の経済に影響が出るかもしれないので、そのことに対しては何も言えません。

切りたくても切れない台湾と中国の関係

かと言って台湾と中国の関係は北朝鮮と韓国みたいに断絶されているわけではありませんから、わりと簡単に両国間を自由に行き来できます。そして、台湾の会社も中国に支社がたくさんあり、中国に経済依存している部分も否定できません。実際、台湾の観光地に遊びに行った時に沢山の中国人観光客見かけました。

僕の知人には、中国に台湾そのものが飲み込まれてしまうのではないかと恐怖感を覚えている人も少なくないです。友達に聞いた話ですが、日本で日本語を勉強している時に「台湾は中国のものだよね?」などと言われて悪い気分になったことがあったそうです。あんなに自由が規制されている中国に自国が飲み込まれてしまうと想像するだけで誰もがゾッとしますよね。僕たちが生きている内にそのようなことは多分ないと祈りますが…(泣)

台湾人の給料から見た物価

台湾は大卒の初任給が日本円で8~10万円ほどだと言われています。僕の彼女も大卒2年目ですが手取りは大体3万NT$(約10万円)です。それに対して日本人が大卒でもらえる一般的な初任給は18~20万円程。約2倍の開きがありますね。では、台湾の物価が安いのかと言えば、通信代や光熱費は日本の半分、一般的な交通費も日本の半分以下で済みます。コンビニで売っている食べ物や庶民的な飲食店の値段は、イメージ的に日本の7割程度。しかし、スタバなど外資系の飲食店は日本と値段が変わらず、むしろ少し割高な様な気も…。僕が住んでいる台北市内の部屋の家賃は、水道・光熱費込みで毎月16,300NT$です。名古屋の中心に住んでた頃と比べても少し安いくらい。ただ、台湾の物件は、冷蔵庫や洗濯機など基本的な家具が揃っているのでありがたい…。

結論、この物価のわりに日本の半分程度しか手取りがもらえないのかと思うと、生活面においてけっこう厳しいものがありますよね(泣)因みに台湾のタクシーは初乗り70NT$(約230円)程度と日本と比べて(約500~700円)半分以下とかなり安いのでたまに利用しますが、とってぃの多くの台湾の友達は「高いからタクシーは辞めよう!」と言って乗車するのを避けたがります。

急速に高齢化する台湾社会

僕の彼女は「台湾は給料が少ないから、自分の暮らしを守るだけで精いっぱい。出産して育児をする余裕のある人はすくないんだよね…。」と言っていました。実際に調べてみると、台湾も他の先進国と同じく急速な高齢化が進んでいるらしいです。しかもそのスピードは日本に勝るのだとか。それもそのはず、街中を歩いていると日本と同じくらいと言っても過言ではないくらい沢山の老人がいますし、MTRに乗っていると沢山の優先席があり、日本と同じく若い人が老人に席を譲るような光景をよく見かけます。物乞いをしている老人ホームレスの数も日本と比べても少し多い気がしますね。胸が少し痛む光景ですが…。

決して明るい展望ばかりではないが…

と、ここまで悲観的な話を続けてきましたが、台湾には美味しい食べ物、風景、文化、音楽、人々の温かさなど世界に誇るものは沢山あります。僕の台湾の友人もそれらを誇りに思っているのも事実。でも、台湾人にはあって今の日本人には足らないなぁと思うものが一つだけあります。それは”若い世代の政治への関心”です。2013年の参議院選の20代の若者の投票率は、わずか33%ほどだったそうです。彼女にこの話をしたら、台湾では考えられないとか。実際、彼女も今の台湾総統である蔡英文の街頭演説の際には友達と一緒に応援に行ったと言ってました。逆に僕の日本人の若い友人で街頭演説の応援に行ったと言う話は聞いたことがないです。

まぁこのように台湾の方が若い世代の政治参加は積極的なのは明らか。数年前、香港で学生による政府に対するデモがありましたが、これを見習って今の日本の若い世代も昔のようにデモを起こすくらいの勢いで政治に関心を持つようになると、日本の政治はもっとよくなるんじゃないかなと思ってます。と言うことで、選挙日には皆さん必ず投票に行きましょう~!(笑)

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