もしあなたが台湾らしい情緒溢れる街並みを見てみたいと思うのであれば、おすすめするのがここ台南です。台北に住んでいる台湾人でも台南出身者が沢山います。とってぃの彼女の家族もそうですし、今まで台北で知り合った台湾人にも台南出身の人は沢山いました。情緒溢れる街並みもさることながら、料理が台湾で一番美味しいとの噂（笑）その真相を確かめにいくために、高雄（9/15-16）に引き続き台南（9/16-18）の方へも足を延ばしました！
ノマドワーカーズライフ
台湾の都市は台北だけではない？台湾第二の都市・高雄のおすすめスポット台南は台湾きっての情緒ある町
実はここ台南は台北よりも古い歴史があり、オランダや清が統治していた時、政府はここ台南に設置されたのだとか…。その後日本がやって来て、占領下に置いてからは首都機能は台北に移りましたが、それでも台湾の中心地の一つとして栄えました。そんな歴史があることもあり、歴史を彷彿させる趣のある建物が今も尚たくさん残っています。
で、やっぱり台南と言えば、台湾人の間で有名な美食の町として知られています（笑）是非、食いしん坊の方は台南に一度訪れてみて下さい！虱目魚、意麵、碗粿…など台北に住んでいるとあまり聞きなれませんが、何れも台南では有名な郷土食材と郷土料理です。どれも台北には無い味でめっちゃ美味しかったです！（食いしん坊の彼女公認♪）あと高雄も含む南の方は、未だに台湾語がけっこう主流なので、時折り店員が何を言っているのかさっぱりわからないことがあります（泣）
台南の定番スポットから穴場グルメまで一挙ご紹介！
神農老街
台南を代表する老街。そもそも老街とは、清朝若しくは日本統治時代に造られた台湾の街並みのことを指すみたいです。千と千尋の舞台となった九份とかが老街の代表的な例。ただ、九份ですと多くの外国人観光客で賑わっており、個人的な意見としては如何にも観光地って言う感じでゆっくりできません…（泣）なのでゆっくりしたい方には、この神農老街はおすすめ。はっきり言って豪華さはありませんが、素朴な感じで昔ながらの風情ある台湾を感じさせてくれます。観光客は台湾人が多く、素敵なカフェやお土産屋が軒を連ねています。是非台南に来たら訪れておきたい場所！
・アクセス：台南市中西區神農街
赤崁樓
オランダ人によって築城された旧跡です。その後、明の鄭成功（大陸からやってきた華人）がオランダ人を追い払った後に東都承天府と改められ、台湾全島の最高行政機関が置かれていたそうです。言わば、昔の台湾の頭脳があった場所。赤塗りの外観は美しく、内部にはその当時の展示物があります。台湾の歴史に興味があったら一度は見ておきたいですね！因みにこの周辺には美味しい台湾の料理の店も沢山あるので、食通の方は要チェック（笑）
・営業時間：08:30-21:00
・電話番号：+886 220 5647
・入場料金：大人50NT$ / 公務員40NT$ / 学生&小人25NT$
・アクセス：台南市中區民族路212號
台南孔子廟
台湾で一番最初に建てられた孔子廟で、こちらも台湾を代表する歴史ある建物。先ほど説明した鄭成功の息子である鄭経が1655年に創設しました。その当時、学校として多くの学生がここに通ってらしいです。門をくぐった先にある庭園は結構広いのでゆっくりできます。リスが生息していたりと、本当にほのぼのとしている場所。庭園には無料で入れますが、庭園の位置する中心にある孔子廟に入るには、25NT$（約90円）別で払わなければなりません。因みに孔子廟内では、黄色い紙にお願い事を書いて貼れます。よく見てみると、日本語で書いている人も結構いました！で、とってぃが何て書いたって？ふっふっふっ、それは内緒で（誰も興味ないことは抜きにして…）。
・営業時間：09:00-17:00
・電話番号：+886 6 221 4647
・入場料金：25NT$
・アクセス：台南市南門路二號
林百貨
街中を歩ていると、一際目立つ建物を発見！どうやらこの建物が林百貨だったらしいです…（笑）1932年の日本統治時代に林方一と言う人物によって創設された日本式の百貨店。外観がモダンな感じで洒落てます！実は2014年6月14日にリニューアルオープンされたばかりみたいなので、昔台南に来たことある人でも、あれ？こんな建物知らないぞと思われる方多いのではないでしょうか。中もモダンな造りになっておりますが、リニューアルしたばっかりの施設は最新鋭でトイレなんかもけっこう清潔。最上階からの眺めは良く、その当時に建てられたとされる鳥居が今も残っていました。内部の施設は、お土産屋とカフェがメイン。
・営業時間：11:00-22:00
・電話番号：+886 6 221 3000
・URL：http://www.hayashi.com.tw/
・アクセス：台南市中西區忠義路二段63號
新藍晒圖文創園區
青を基調としたデザインのアート地区。地区内には多くの雑貨屋さんが軒を連ねています。敷地内の建物の壁にはインパクトのある女性の顔が描かれていたりと見応えがあります。夜は青でライトアップされていて幻想的な感じもします。入場料は無料なので試しに見てみる価値あり。目印として目の前には三越のビルが建てられています。2016年10月現在、この施設を日本語で紹介しているサイトはありませんが、沢山の若者が訪れて記念撮影などを行っており、有名なのか結構な賑わいを見せていました（笑）
・営業時間：13:00-20:00 / 休館日：火曜日
・電話番号：+886 6 222 7195
・URL：http://bcp.culture.tainan.gov.tw/
・アクセス：台南市南區西門路1段689巷
富盛號
創業約70年の老舗。このお店では”碗粿”と言う茶碗蒸しの様な、お好み焼きの様なトゥルトゥルした触感の食べ物を提供しています。店内にはすりおろしニンニクとわさびソースがあるので、お好みでトッピングできます。何だか不思議な触感。茶碗蒸しと言うとかけ離れている気もするし、お好み焼きと言うと柔らかすぎる気もするし、台北では中々食べられない味！見た目はあんまり美味しそうな感じはしませんが、うまいっす（笑）所謂、新触感ってやつですね。レジカウンターは、テイクアウト用と店内用に分かれています。テイクアウト用のカウンターでも休日のお昼と言うことあり、約20分くらいは並んだ気がします（泣）並ぶ勇気のある方は是非！値段は、小で1個30NT$（約100円）。
・営業時間：07:00-17:30 / 休館日：木曜日
・電話番号：+886 6 227 4101
・アクセス：台南市中西區西門路2段333巷8號
阿鳳浮水虱目魚羹
虱目魚羹”の名店。虱目魚羹とは、台南で有名な淡水魚・虱目魚（サバヒー）をミンチにして固めたのをニンニク、生姜を片栗粉で一緒に煮込んだスープのようなものです。地元だと有名店なのか、店内にはこの店を訪れた芸能人の写真が何枚か飾られていました…。虱目魚羹は、麺とビーフンとスープのみの3種類あります。触感はプリプリしてます。青臭くささはなく淡白な味なので癖が無くて食べやすいです！値段は、麺、春雨、スープのみのいずれも小で1杯50NT$（約160円）。
・営業時間：07:30-翌00:50
・電話番号：+886 6 225 6646
・アクセス：台南市中西區保安路59號
阿忠魚粥
こちらも老夫婦が切り盛りする虱目魚（サバヒー）を使った料理の名店。一番有名なのは綜合魚粥で、カジキと蛎と虱目魚がどっさり入っていてボリューミー。セロリ、パクチーなどの薬味もけっこう入っているので好き嫌いはわかれそうです（泣）店主のおじいさんが名物みたいで芸能人や家族と一緒に撮影した写真や、若い時の写真が店内の至る所に飾られていました。その出で立ちは、昔ながらのラーメン屋の親父を彷彿させます。それにしても、かなり年季の入ったお店…（笑）お粥として食べるのがもったいないくらい具がたっぷり入っているので、お得感満載！綜合魚粥の値段は、1杯95NT$（約310円）。
・営業時間：17:00-23:30 / 休館日：月曜日
・電話番号：+886 6 228 8292
・アクセス：台南市中西區民族路2段262號
民族鍋燒老店
意麵と呼ばれる油で揚げた卵麺を使った台南で有名な麺料理を提供している名店です。日本料理で何が近いかと言えば、ちゃんぽんの麺を意麵に変えた様な感じですかね…（笑）意麵の種類は3種類。天ぷらなどが入った鍋焼き風味のもの、魚の肉で作った餃子が入ったもの、酸辣湯風味のもの。麺は意麵の他に、大麵、ビーフン、春雨、チキンラーメンの全5種類の中から選べます。スープオンリーもあります。で、気になるお味は普通に美味しいです！特に癖も無いので、日本人受けすると思います。普通の意麵の値段は、1杯70NT$（約230円）。
・営業時間：11:00-23:00
・電話番号：+886 6 222 7654
・URL：http://www.nabeyaki.com.tw/
・アクセス：台南市赤崁東街2號
最後に…
3日間台南に滞在して、食べてみて美味しかったお店を紹介しましたが、彼女曰く、台南ならではの美味しい食べ物はまだまだ沢山あります。何よりもこのクオリティでこの値段！？って言う料金設定になっている料理が多いので、コスパはマジで高いと思います！是非次台南に訪れたら、もう一度食巡りツアーを行いたいですね（笑）
台南は広い割に、地下鉄が無いので交通が不便。なのでとってぃは民宿で自転車をレンタルしました。市内には自転車のレンタル屋があるみたいなので、レンタルした方が移動が便利でしょう。因みに主要な観光地は自転車があれば、全て回りきれます！歩きだと移動時間がめちゃくちゃかかります。もちろん、お金に糸目を付けなければタクシーで移動と言う手段もあります（笑）